海外でも日本語を使うのってかっこいいよね!

スペインの町 英語と日本語

スペインの町

日本語で話すのもかっこいいよね!

2008年にノーベル物理学賞を取った益川 敏英さんは、その受賞記念講演を日本語で行いました。これはきわめて異例なことだそうです。

ちょっとウィキペディアから引用してみると

最初に「I’m sorry, I can’t speak English.(すみませんが、私は英語が話せません)」とだけ英語で言って会場の笑いを誘い、あとは通訳付きの日本語で講演を行った。

と書いてあります。

う~ん、賛否両論ありそうだけど、私は超かっこいいと思いますね! そりゃあ、国際的な場においては英語を使うのが一番伝わりやすく普通です。基本的には英語を使うのがマナーとすら言えるでしょう。

上手く英語を話せないので通訳を使うなんて恥ずかしい、そういう考え方もあると思います。国際社会で活動する人はみんな英語を話さなきゃいけないって発想ですよね。

でも、自分の母語(mother tongue)をつらぬくってのもありじゃないかと。日本人が日本語しゃべって何が悪いのか!

また、建築家の安藤忠雄さんも英語を使わない人として有名。国際的に活動していて海外でも多くの建築を手がけていますが、英語は話しません。英語を話せなくても意外となんとかなるようです。すごい人ですねぇ。

こういう人々もいるわけですし、やっぱり「みんな英語を話せ!」みたいな風潮にはちょっと反発したくなりませんか(笑)

なんで、他の言語の人々が英語を勉強しなくちゃいけないんです? そんなに英語が偉いのか! 本当に価値を認める相手なら母語で話させろ! ……みたいな?

グローバル化とは

今の国際社会の中心が欧米であることは間違いありません。そして、英語を話す人が一番多く英語を使うことが国際社会の基準であることも事実。

でも、グローバル化(globalization)って「欧米の真似をすること」ではないでしょう。単純に日本人が欧米の真似をしても劣化コピーにしかなりません。

そうではなくて、欧米を参考にしつつも独自の工夫をすることで国際社会の中で活躍できる。日本以外の国でも言えることですけどね。

グローバル化というのは、いかに独自の魅力を世界に発信していくかってことだと思います。世界中に発信することは重要だけど、それは自分たちの魅力を捨てることではない。

そんな風に考えてみると、グローバル化しているからこそ「日本語を使う」ということも強みになるかもしれません。

英語を使うことが当たり前の時代だからこそ、日本語には独自の魅力があるのかも。もちろん、これも日本語以外の言葉でも当てはまることですが。

なんというか、「グローバル化=英語」というのはちょっと短絡的な気もします。自分の言葉を堂々と使う、そういうのもありじゃないかと!

……まぁ、英語を使えないよりは使えた方がいいに決まってるので英語の学習は重要ですけどね。

まとめ

・海外のイベントなどで母国語で話す、ってのもかっこいい!

・「みんな英語を話せ!」みたいな風潮にはちょっと反発したくなりませんか(笑)

・「グローバル化=英語」というのはちょっと短絡的な気も。自分の言葉を堂々と使う、そういうのもありじゃないかと!

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