筆記体って、習わないし読めないよね

英語の筆記体 英語と日本語

英語の筆記体

筆記体は習わなかった

みなさん、筆記体(cursive script)って読み書きできますか? 基本的には中年以上の方は筆記体を読み書きできる人が多く、若い人には使わない人が多いはず。

私も筆記体は全然分かりません。中学でも高校でも習った覚えがまったくないです。それも当然で、1993年に変わった中学校学習指導要領からは必修ではなく先生が必要だと思ったら教えればいいということになったんですね。1993年までに中学校を卒業している人なら筆記体を習ったはず。

cursive script.こういうのが筆記体。これに対して、私たちがイメージするのがprint。日本だと「ブロック体」なんて言われますが、辞書で調べてみると英語ではprintというみたいですね。この記事では日本風のブロック体という呼び方で行きますけど!

日本語にも崩し文字ってのはありますが、英語の筆記体は文字によってはブロック体と形が全然違って読めないんですよねぇ。小文字のsとか、筆記体だとsなので。

ブロック体に慣れてると、筆記体で書かれた文章を見ても「これって本当に英語なの?」なんて思っちゃいます(笑) それぐらい別物。

ただし、筆記体が使える管理人の母いわく「ブロック体よりも5倍ぐらいは速く書ける」とのことなので、使える人にとっては便利なようです。

筆記体が衰退した流れ

ここからは文部科学省の資料からの引用を使って、筆記体を習わなくなった流れを紹介。初めに書いたように、英語の筆記体は1993年までは必修でした。1958年に決められた「中学校学習指導要領・外国語」には↓のように書かれています。

第1学年の「英語」の内容として「文字はアルファベットの活字体および筆記体の,大文字および小文字とし,(以下略)

これが変わったのは1989年の中学校学習指導要領であり、

目標を達成するのにふさわしいものを適宜用いて行わせる

と書かれていて、さらに1998年から現在までの中学校学習指導要領では↓のようになっています。

文字指導に当たっては,生徒の学習負担に配慮し筆記体を指導することもできること

初めは必修だったのに、現在では「指導することもできること」という扱いになっちゃたんですねぇ。「筆記体とかもうよくない? まぁ、教えるなとは言わないけど……」ぐらいになってしまった。

こんな風に筆記体が教えられなくなった主な原因は、キーボードの広がりでしょう。技術の発達によって資料の作成なども手書きからキーボード入力に変わっていきます。そうなると、筆記体は必要なくなるわけですよ。これは日本だけでなく世界共通。

筆記体というのは手書きで速く書くための字体なので。キーボードで1文字1文字を打ち込むならブロック体でも何も変わりません。というか、筆記体は読みにくいだけ。

筆記体の衰退は、まさに「筆記=手書き」の衰退。時代の変化ですね。

筆記体って、かっこいいよね!

でも、筆記体ってかっこいですよね! ロマンがあると思いません?

昔の人の手紙とか、筆記体でスラスラスラ~って書いてあるじゃないですか。あれが中々かっこいい。

それに、今でも個人のサインとかは筆記体を使いますもんね。なんとなくオシャレな印象がありますよ。

筆記体風のフォント

筆記体ってかっこいい、そう思うのは私だけではないようです。ネットで検索してみると筆記体風のフォントというものが色々と開発されています。

ダウンロードが必要みたいだけど、キーボードで筆記体が打ち込めるってこと。やっぱ筆記体にはブロック体と違った魅力がある!

ちなみに、この記事の↑の方で使っているのは日本語の行書体をアルファベットに当てはめたもので筆記体専用のフォントではありません。この方法でも一応は筆記体的な英語を書くことはできますけどね。

しかし、考えてみると中々に不思議な状況。筆記体ってのは手書きを速くするために生まれた実用的な文字だったはず。

それが今となっては電脳空間のオシャレ文字に! 使われる目的も場所も違います。手書きとともに衰退したはずの筆記体は、意外な所で活躍中。時代の変化ですねぇ。

まとめ

・今となっては筆記体は習わないし読めない。キーボードの広がりによって衰退した。

・でも、筆記体風のフォントもあるみたい。かっこいい!

・手書きとともに衰退したはずの筆記体は、意外な所で活躍中!

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