会話とは、一緒に歌うことである!
「英語だけに限らず、会話するって相手と一緒に歌うようなものだと思う」
これは管理人の母の言葉です。最初は意味がよく分からなかったけど、詳しく聞いてみると色々と納得できて英会話の上達にも役立ちそうなので書いてみます。
1つの曲を2人で交代しながら歌う状況をイメージしてみてください、いわゆるデュエット。Aさん→Bさん→Aさん→Bさん……って感じですね。カラオケとかで体験がある人も意外と多いかも?
この時、上手く歌うには
①リズム(速さ)を揃える
②キー(音の高さ)を揃える、という2つのことが重要になります。
リズムがそろってないと全然ダメですよね。2人の歌う速さがそろってないとガタガタになって聞けたものではありません。同じ速さで歌うからこそスムーズな交代ができる。
キーも重要でしょう。2人の音の高さがある程度はそろってないと聞き苦しくなってしまいます。音の高すぎる人と低すぎる人が交互に歌うと、落差がありすぎて上手くまとまりません。
2人で一緒に歌うにはリズムとキーをそろえることが大事。そして、音楽をやっている母いわく一般的な会話でも同じとのこと。
①会話のスピードをそろえる
会話におけるリズム、それはスピードのこと! 確かに、会話のスピード(speed)
をそろえるってのは重要かもしれませんね。
英語で会話しようと思った時に相手がペラペラペラ~としゃべってくれているのに、こっちは本当にゆっくりとしかしゃべれない。英会話あるあるだと思います! そして、こんな状況だと上手い会話になってないわけですよ。
相手がペラペラペラ~と喋ってくるなら、こっちも同じような速さでペラペラペラ~と返す。これがスムーズな会話。
日本人同士の会話だと基本的にはスピードがそろってますよね。英語でスムーズな会話ができるってことは、ネイティブと同じ速さでしゃべれるってことなんでしょう。
②言葉の関係性を合わせる
会話におけるキー、それは関係性。音の高低がありすぎると上手くまとまらないように、関係性(relationship)に違いがありすぎるとかみ合いません。
そして、関係性を表すのは「言葉の丁寧さ」です。丁寧な言葉と丁寧な言葉、くだけた言葉とくだけた言葉、このように言葉の関係性がそろっていると会話はスムーズになります。逆に、言葉の関係性がズレていると不自然になってしまいます。
例として日本語の会話文を書いてみると↓のような感じでしょうか?
・言葉の関係性がそろってる
A「ごめん! 宿題みせて!」
B「いいよいいよ~」
A「ありがと、助かるわ。
B「代わりに国語の教科書を貸してくれない? 忘れちゃってさ」
・言葉の関係性がそろってない
A「申し訳ありません! 宿題を見せていただきたい!」
B「いいよいいよ~」
A「ありがとうございます、非常に助かります」
B「代わりに国語の教科書を貸してくれない? 忘れちゃってさ」
どうでしょうか、上の方は2人とも気軽な感じで言葉の関係性がそろってますよね。お互いが対等であり友達同士の会話って感じ。
対して、下の方は言葉の関係性がそろってなくて不自然でしょう。Aさんの言葉づかいが丁寧すぎます。上下関係になってしまっていて友人同士の会話だとしたら変ですよね。
似たような内容だとしても丁寧な表現・気軽な表現・乱暴な表現とか色々とあるわけです。とりあえず意味だけ伝わればいい、ではなく相手に合わせた表現を使い分けられるようになるべき。それが言葉の関係性をそろえるってこと。
まとめ
会話をスムーズに上手くするには
①リズム(スピード)をそろえる
②キー(言葉の関係性)を合わせる
この2点が重要。音楽をやっている人なら納得していただけるんでしょうか。意識してみるといいかも知れません。
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